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小臼歯CAD/CAM冠の製作
複模型を使って「実際の業務」に近い体験
1日目の内容は、小臼歯部のCAD/CAM冠製作です。
小臼歯はCAD/CAM冠は最初に保険適用された部分でもあり、CAD/CAMの歯科技工の基本のキです。
スワデンタルの現役歯科技工士への聞き取りで多かったのが、就職して最初に戸惑ったのが「実際の患者の模型の取り扱い」という意見です。これは学校で使用する理想的な模型と、生きた患者の顎とで、かなり差があるからです。
そこでこの実習では、実際にスワデンタルで受注した症例の複模型を使う事で、我々の普段の業務に限りなく近い体験をしてもらう事にしました。
第一線の機械を自分で実際に操作する。
この実習の目的は皆さんにCAD/CAMってこんな感じなんだという自信を持ってもらう、という事です。
そのためには第一線の機械を実際の手法で操作してCAD/CAM冠を製作するという体験が一番です。
実習ではスワデンタルCAD/CAMセンターの歯科技工士の補助下で、CAD/CAMセンターのマニュアルに沿って作業を行います。
タイムテーブル
10:00AM
11:00PM
11:30PM
12:00PM
13:00PM
14:00PM
14:30PM
16:00PM
16:30PM
石膏模型の調整
スキャンのための下処理とスキャンしやすいマージンのトリミングの方法。
inEosX5スキャナーを使用した模型スキャン
inEosX5は現行の機種の中でも最も正確度の高いモデルスキャナーです。
EXOCAD Ver3.0を使った歯冠デザインEXOCADは世界で最も広く使用される歯科用デザインソフト。個々の症例に合わせたデザインが可能。
スワデンタルCAD/CAMセンターのデザインの要点をデモ。
昼食
小臼歯CAD/CAM冠デザイン
臨床の複模型を用いて、実際の業務に近い形でデザインを行います。
MD500Sを使ってクラウンを削り出す
弊社の最新型MD500Sの取り扱いと、HyperDentの使用方法。
大臼歯CAD/CAM冠デザイン
臨床の口腔内スキャナーの印象データーを用いて、実際の業務に近い形でデザインを行います。
MD500Sを使ってクラウンを削り出す
弊社の最新型MD500Sの取り扱いと、HyperDentの使用方法。
1日目終了
前歯CAD/CAM冠の製作
前回の経験を生かして難度の高い前歯に挑戦
臼歯部のCAD/CAM冠のデザインは、隣在歯や対合歯に合わせていくことで正確な排列が出来ますが、前歯部の場合はこれに「見た目のバランス」という審美の要素が加わわり、隣に合わせるだけでは満足なデザインは出来ません。
また臼歯の場合は基本的にはずせばよかった運動時の対合への当て方も、どのようなファセットでガイドさせるかという顎の動きへの理解も必要です。
また2日目の最後に1日目または2日目で製作したSTLデーターを使用してジルコニアを加工する場合の機械の操作を行います。
タイムテーブル
10:00AM
12:00PM
12:30PM
13:30PM
15:00PM
16:30PM
EXOCAD Ver3.0を使った歯冠デザイン
中切歯のデザインは臼歯部よりも難度が上がります。先週の復習と前歯部デザインのコツをデモ
CAMソフトと加工機の操作と切削加工
弊社の最新型MD-500Sの取り扱いとHyperDentの操作。
昼食
研磨・仕上げ
午前中と先週加工したCAD/CAM冠の仕上げと研磨。それぞれの段階で適したポイントと研磨剤の選び方。
ジルコニアの加工と機械の操作
実習で製作したSTLデーターを使用して、もう一つの材料ジルコニアを加工します。
2日目終了
加工したジルコニアはシンタリング焼成後郵送します。
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