11月12日(土)と23日(水祝)にモノリシックジルコニアのステインの社内セミナーを開きました。
11月3日にデザインしたものの仕上げになりますのでメンバーは引き続き同じになります。
6番を”10分完結仕上げ”編、1番を”目指すはポーセレン”編として、それぞれ1日ずつ開催しました。
簡単に品質の良いものを作れるフローの構築こそがこれからの技工士には必要だと私は思っています。
精度の高いデジタル機器・歯冠色のジルコニア・システマチックな仕上げ方法を駆使することで個人の感性・技術に頼らない補綴物を目指します。
11月3日に行った浸透着色もその仕上げ方法の内であり、結果としては個人差が大きく出てしまい均一化できるやり方を改めて考えることになりました。その着色の差を埋め速度も出せるやり方を6番で実地しました。
Kim先生の浸透着色、山田先生のジルコニア表面へのアプローチ、枝川先生のヴィンテージアートユニバーサルのステインテクニック、湯浅先生のグレーズ・表面仕上げ、とこれまで参加させていただいたセミナーで教えていただき今の自分が出来ることを詰めました。
ステインに初めて触る人はもちろん、経験のある人もそれぞれの作業の理論や技術に驚いていました。1番で行ったステインはまだまだ研究中の技術だったのですが+αとしてセミナー内で皆に教えることにしました。技術といてはステインというよりはポーセレンの延長ですので参加者全員が大分唸っていました。
現在のスワデンタルではジルコニアのデザインと仕上げは別々の人が担当しています。効率を考えた場合、一貫してやるよりまとめた仕事をこなすことができとても良い流れだと思います。しかしそれぞれの仕事を理解することによって更に良いものが作れるようになると私は思います。
このセミナーをこれからも行い、互いの理解に繋がれば良いなと思っています。
執筆:三浦和也
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