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菊竹藤助社長の情熱

9月21日に株式会社ケイテックスの菊竹藤助社長と末永和弘先生、板谷良平副社長がスワデンタルに見学にいらっしゃいました。


菊竹社長は歯科技工士にCADの教育を行う「早稲田CADトレーニング&サポートセンター」の新構想を持っておられます。そしてその構想を確かなものにするために、歯科用CAD/CAMの独特の運用で成功しているスワデンタルに興味を持たれたのです。


末永和弘先生は長崎歯科技術専門学校、九州歯科技工専門学校の校長を歴任され、私の師です。末永先生は現在、福岡県小郡市のケイテックス九州営業所で菊竹社長と一緒に勤務されています。


末永先生がスワデンタルのCAD/CAMの取り組みについて菊竹社長に伝えて頂いたそうで、今回の両社の交流の実現の多くは末永先生のおかげです。


板谷良平氏は豊富な海外での臨床経験と、CAD/CAMの運用能力を併せ持つ凄腕のセラミストです。スワデンタルCAD/CAMセンターを見るなら、ぜひ現場の責任者の方も、ということで忙しい中を無理をお願いして来ていただきました。



ケイテックスの方々はスワデンタルの組織的に運用される機械群と、歯科技工コンペコンペティションの受賞作「フェイクスカル」、そしてそれをフルデジタルで製作した次世代の技工士の存在に大変感心されていました。



スワデンタルの代表の朝倉社長は実はケイテックスの出身です。「若いころに菊竹社長にずいぶんと仕事をさせられたが、それが現在の基礎になっている。今は感謝だ」とよく言っています。

この社長2人が話していると、伝え聞く歯科技工にまつわる伝説の舞台裏や、歯科技工の著名人のエピソードが次々と飛び出し、そばで聞いているだけでもまるで日本の現代歯科技工の歴史を見るようです。


菊竹社長は日本の歯科技工士は、もっと世界的に活躍するべきだとおっしゃいます。しかしCAD/CAMの技工に関しては中国、韓国などの諸外国と比べて遅れているので、これを専門的に教育する機関がぜひとも必要だという事でした。私はその「ひとを教育する事の面白さ」への情熱に大変感銘を受けました。

菊竹社長の情熱の結実に、スワデンタルが何らかの形でお手伝いできればと願っています。

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